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初めにお断りをしておかなければならないことは、インドについてのお話は私たちの住む日本と比較すると大きく異なった文化を持つ国ですから、群盲象を撫でるがごとくある一面を捉えて、これがインドと話してしまうことが大いにあります。

インド人100人に聞けば100通りの応えが返ってくるお国柄でもありますから、私の話もそれと同じように捉え、「おお、その様なインドもあるか」位の捉え方でお読みください。

よくインドを表現するのに『多宗教』『多民族』『多言語』『多様性』『多層性』と『多』という文字を使って表現されます。予備知識をあまり持たずにインド社会へ踏み込みますとこの振幅の大きさに混乱します。

金太郎飴のようにどこを切っても同じという日本社会におりますと、大いにウロタエ、これはカオスじゃ!カオスじゃ!混沌じゃ!という言葉で括ってしまうしか整理の方法が見つかりません。

この混乱した精神状態をインドショックという表現で多くの人々は表わします。これが少しずつインドの理解が進んで行きますと徐々にカルチャーショックへと変わり非常に興味の尽きない国となりますが、インドショックのまま日本へ戻りますと多くの人はインド嫌いとなり、二度と行きたくない国となってしまいます。

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